敗血症の免疫麻痺の病態では、アポトーシスの発生、Treg細胞の割合の増加が含まれる。さらにアポトーシスの著しい増加が敗血症性ショック患者で測定され、さらにT細胞および単球上のPD-1発現のアップレギュレーションが伴っている。本研究では免疫麻痺に着目し敗血症急性期のSIRSから晩期のImmunoparalysisへ移行する際にPD-1/PD-L1の関与が敗血症の免疫麻痺に関与しているかことを検討した。さらに、血液脳循環(免疫―脳循環)に着目して、sPD-L1と臓器障害の発生率に相関がないか検討した。
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