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2018 年度 研究成果報告書

有熱性のけいれん性疾患における平温療法の有効性

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20392
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 救急医学
研究機関山口大学

研究代表者

星出 まどか (梶本まどか)  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30610878)

研究協力者 松重 武志  
井上 裕文  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード低体温療法 / 平温療法 / 二相性けいれんと遅発性拡散能低下を呈する急性脳症 / 熱性けいれん / 後遺症 / てんかん / 脳波異常
研究成果の概要

本研究は、二相性けいれんと遅発性拡散能低下をきたす急性脳症と熱性けいれん重積の急性期に血液および髄液中のHMGB-1濃度を測定し、予後を反映するマーカーとなるかを検討した。また平温療法は急性脳炎脳症に有効であるか検討した。結果、急性期のHMGB-1濃度は予後を反映するマーカーとならなかった。研究内容を修正し、低体温療法がAESDに対して有効であるかどうか検討した。AESD14例に対して低体温療法施行群と非施行群に分け、後遺症を比較検討した。てんかん発症の有無については有意差は認められなかった(p=0.06)。しかし、検討の余地はまだあるため症例数を増やし、遠隔期で再度検討する必要性がある。

自由記述の分野

小児神経

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性脳症は病態の解明および治療法が飛躍的に向上してきているが、いまだに重度の後遺症をきたす疾患であることは変わりない。今回の研究内容では低体温療法の有効性について不透明なままの結果となったが、脳症発症後の後遺症をできるだけ軽減させるためにも低体温療法や平温療法がどの病態に対してどの程度有効であるか今後も解明していく必要がある。

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公開日: 2020-03-30  

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