• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 研究成果報告書

癌関連線維芽細胞によるリンパ節転移制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K20410
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

栢森 高  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (10569841)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード癌微小環境 / 癌関連線維芽細胞 / リンパ節転移 / 腫瘍関連マクロファージ / 口腔扁平上皮癌
研究成果の概要

口腔扁平上皮癌における癌微小環境が腫瘍の進展に及ぼす役割を研究して、以下の結果が得られた。(1)癌関連線維芽細胞の出現は、「腫瘍の浸潤深さ」と患者の生命予後との間に有意な関連を示したが、「リンパ管侵襲」や「リンパ管密度」、「リンパ節転移」との間には有意な関連は認められなかった。(2)癌細胞により刺激された癌関連線維芽細胞が発現するLIFが、癌細胞に作用して、その浸潤を促進している。(3)CD163陽性腫瘍関連マクロファージが産生するVEGF-Cが、リンパ管新生を促進し、その結果頸部リンパ節転移に寄与している。以上の結果から、口腔癌における新たな治療ターゲットとしての癌間質の重要性が示された。

自由記述の分野

口腔病理学

URL: 

公開日: 2019-03-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi