グリア細胞神経栄養因子(GDNF)分泌カプセルは長期間GDNFとVEGFを分泌し、コントロールカプセルはVEGFのみ持続的に分泌している。低栄養状態の象牙芽細胞様細胞(KN3細胞)を各カプセルの維持培地で刺激するとKN3細胞の生存細胞数がネガティブコントロール群より多く、ALP活性能も有していた。両カプセルから分泌されているVEGFの阻害でコントロールカプセルで細胞生存数が減少した。 以上の結果からGDNF分泌カプセルは、低栄養状態においてKN3細胞の細胞生存に有効であることが示唆された。研究内容を論文にまとめJournal of Regenerative Medicineに受理された。
|