研究結果の概要 自己接着型フロアブルコンポジットレジンを新たに試作し、歯質引張接着強さについて市販の自己接着型コンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントと比較検討した。 ヒトエナメル質、象牙質に対しコンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントを接着し、温度サイクル(4‐60℃、50回)後に引張り接着強さ試験を行った。試作したレジンではエナメル質、象牙質ともに24時間後およびサーマル50回で、比較検討したものより高い値となった。しかし、現在日常で使用されているボンディングシステムよりは値が低いが、従来型グラスアイオノマーセメントの適応部位に用いることが可能と考えられる。
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