研究実績の概要 |
本研究は,口腔内環境に応じたジルコニア接着ブリッジのデザインを明らかにすることにより,長期的予後を改善するジルコニア接着ブリッジの臨床術式を提案するための研究基盤を確立することを目的とし,①歯槽骨骨レベルを考慮した歯周組織および補綴装置内部の応力分布を有限要素法により解析するための3次元モデルの作成②咬合力などの機能力がジルコニア接着ブリッジおよび歯周組織に伝播する際のメカニズムの解明③ジルコニア接着ブリッジの,長期間使用時の口腔内環境を模したin vitroによる破壊特性評価④顎口腔機能の調和する,ジルコニア接着ブリッジのデザインの提言を行う研究計画である.本年度は,前年度に行った有限要素解析の妥当性を検証するため,歪みゲージ法を用いた歯槽骨骨レベルの低下時における補綴装置表面歪みの解析,又歯槽骨骨レベルの低下時における補綴装置の機械的強度の解析を行う予定であったが,平成30年3月1日~平成31年3月31日研究中断.平成31年4月より再開予定である.
|