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2018 年度 研究成果報告書

止血・骨再建を一挙に可能にする炭酸アパタイト系骨セメントの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20505
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018)
九州大学 (2016-2017)

研究代表者

杉浦 悠紀  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (70755040)

研究協力者 石川 邦夫  
都留 寛治  
土谷 享  
メルビン ムナル  
槇田 洋二  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード炭酸アパタイト / 骨補填材 / セメント / 連通多孔体 / 生体親和性
研究成果の概要

生体骨と同じ成分であるCO3Apは優れた材料であるが、顆粒を骨欠損部に埋入する場合、血流による顆粒の流出が課題となる。骨補填材として使用する場合、術中の出血をコントロールする手法を併用し、硬化性を付与する必要がある。本研究では、課題となっている術中の出血及び、顆粒の流出を防止し、生体埋入後は骨置換性の高いCO3Ap連通多孔体となる機構を付与する試みを行った。生体親和性ポリマーゲルと練和することで、操作性に優れた骨補填材練和体の調製に成功した。本成果は、動物を用い、更に有用性を検証していく。

自由記述の分野

生体材料学

研究成果の学術的意義や社会的意義

病気や怪我で欠損した骨欠損部に埋入し、機能を回復させる材料の開発は、超高齢化社会を迎えるにあたり、その必要性が増々増大している。生体骨と同じ成分であるCO3Apが主成分の骨補填材は、広く臨床応用されている水酸アパタイトと異なり、骨芽細胞の分化を促進、破骨細胞に吸収される、圧倒的に優れる骨伝導性を示すこと、そして生体骨に置換されることが報告されている。しかし、出血などにより術野より流出してしまうことが課題である。このため、硬化性、止血性を付与することで、CO3Apの本来の機能を発揮させる試みは非常に重要である。

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公開日: 2020-03-30  

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