研究実施計画において平成30年度に予定していた得られたデータの取り纏めと平成29年度に採取した唾液・血液の内、解析を行っていないものについて、MPO等の液性因子をELISA 法を用いて行った。また追加研究として、愛知学院大学歯学部倫理委員会において審査・承認を再度受けた上で、大学病院歯科外来患者の口腔機能評価、唾液採取、唾液中のMPO等の液性因子をELISA 法を用いて解析した。 現時点での研究結果の要点として、・唾液中MPOタンパク量は歯周病の定量的評価マーカーとしての可能性が示唆された。・血漿中MPO活性の高値は高齢者のフレイルや心血管障害のリスクファクターである可能性が示唆された。・血漿・唾液それぞれのMPOタンパク量とMPO活性は正の相関が認められた。・唾液中MPOタンパク量と血漿中MPOタンパク量・MPO活性には負の相関が認められた。・唾液中MPOタンパク量と血漿中MPOタンパク量・MPO活性には負の相関が認められた。
|