本研究の目的は、口腔内疾患により失われた歯周・顎骨組織の再生のために、Bone morphogenetic protein(BMP)-9とFK-506によって共刺激した脱分化脂肪細胞(DFAT)の培養上清を用いた新規骨再生法の開発を目的としている。In vitroにおいて、BMP-9とFK-506で共刺激することでラットDFAT(rDFAT)培養上清中の様々なサイトカインが増加することが認められた。またラット頭蓋骨欠損モデルにおいてBMP-9とFK-506共刺激rDFAT培養上清の移植は骨再生の可能性があることを示唆した。
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