研究成果の概要 |
アメロジェニンエクソン5の部分配列をもつペプチドを人工的に合成し, 歯周組織再生に対するそのペプチドの有効性をin vivoおよびin vitroで研究してきた. しかし, in vivoの実験でペプチドとEMDとの比較については未解明である.ラットの上顎臼歯部に人工的に歯周組織欠損を作製し, 術後3, 5日および7日目に同部の標本を作製し, 病理組織学的および抗Ⅲ型コラーゲン抗体を用いて免疫組織化学的に観察した.新規合成ペプチドはEMDと同様に歯周組織における早期の創傷治癒過程を促進し, 再生を促す作用があることが示唆される.
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