研究成果の概要 |
今回ウサギの下顎骨を一期的に前方移動し下顎頭吸収の様態に関する解析を行った.実験動物はオスのウサギを使用し,下顎骨正中部に骨切りを行い片側を前方移動させ術後1週、2週、3週後に試料採取し,下顎頭前方部の形状をマイクロCT および病理組織学的に解析した.μCTにおいて術後2週, 3週において下顎頭前面の骨吸収を確認した. 病理組織学的検索においてTRAP染色では破骨細胞の発現は アドバンス後2週目が最も高く, 3週目はほとんど認められなかった.関節軟骨の細胞外マトリックス破壊に関わるMMP3およびMMP13について免疫染色を行ったところ両者ともに術後1週で出現し術後2週目がピークであった.
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