根尖性歯周炎ラットモデルを用いて根尖性歯周炎とBROMJ発症との関係を検討した。ビスフォスフォネート(BP)投与群にはZoledronateを8週間投与し、対照群に生理食塩水を投与した。その後3,6週間目に標本を採取し99mTC-MDPによるSPECT、μCT及び組織学的評価を行った。組織学的評価において、BP投与群では根尖周囲骨にempty lacunaeや炎症性細胞の浸潤を認めた。SPECTでは6週目において有意に高い集積を認めた。壊死骨の発症、炎症性細胞の存在、99mTC-MDPといった骨髄炎様の状態であった事からBP投与中の根尖性歯周炎がBROMJ発症の原因となる可能性が考えられた。
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