研究課題
本研究では、骨・軟骨組織をシームレスに連続した状態で誘導可能な軟骨・骨組織誘導性ハイブリッド生体材料の構築を目的にハニカムTCPを用いた実験を行った。形状の異なるハニカムTCPを用いて軟骨・骨組織を特異的に誘導した結果、直線的貫通孔の孔径75μmのハニカムTCPで軟骨形成を認めた。孔径300μmのハニカムTCPでは骨形成を認めた。以上のことから、ハニカムTCPの形状を変化させることにより軟骨・骨組織を特異的に誘導することができ、これらをシームレスに連続させることにより関節軟骨を再生できる新規関節軟骨再建法の開発に繋がる可能性が示唆された。研究期間全愛を通じての研究成果としては、ウサギ飛騨関節欠損モデルを作製し、孔径300μmのハニカムTCPを埋入すると、ウサギ膝関節骨組織相当部にはハニカムTCP孔内に骨組織形成を認め、また膝関節の軟骨組織相当部にはサフラニンレッドに染色される軟骨組織形成を認めた。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 3件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (3件)
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