研究課題/領域番号 |
16K20579
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
吉田 祥子 岡山大学, 大学病院, 医員 (00616047)
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研究協力者 |
佐々木 朗 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (00170663)
志茂 剛 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40362991)
岸本 晃治 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教 (40243480)
村瀬 友里香 岡山大学, 大学病院, 医員 (70803708)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | PRL-3 / 口腔扁平上皮癌 / 浸潤 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌の浸潤過程におけるPRL-3の役割を解明するための研究を行った。ヒト口腔扁平上皮癌細胞株において、PRL-3は上皮間葉転換(EMT)の過程で消失するE-カドヘリンと同様の発現パターンを示した。また、PRL-3が高発現する口腔扁平上皮癌組織の腫瘍最浸潤部においてE-カドヘリンも高発現であった。さらに、顎骨浸潤のある歯肉扁平上皮癌組織においてPRL-3は低発現であった。反対に、顎骨浸潤のない歯肉扁平上皮癌組織において、PRL-3とE-カドヘリンはともに高発現であった。これらの成果から、PRL-3はE-カドヘリンを介してEMTを抑制し、口腔扁平上皮癌の浸潤を抑制する可能性が推察される。
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自由記述の分野 |
外科系歯学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究から、PRL-3はE-cadherinを介してEMTを抑制し、口腔扁平上皮癌の浸潤を抑制する可能性が推察された。また、PRL-3は顎骨浸潤も抑制する可能性が示唆された。 社会的意義:本研究から、PRL-3が口腔扁平上皮癌の浸潤の早期診断マーカーになることが期待でき、PRL-3を分子標的とした浸潤抑制薬開発への貢献が期待できる。
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