fibronectinにおける抗癌剤耐性機序にの解明について研究を行ってきたがfibronectinの強発現・抑制実験では、細胞増殖活性に差が出てしまったため、抗癌剤耐性度試験の比較実験・検討を行うことができなかった。また、fibronectinの細胞膜受容体であるインテグリン受容体の発現抑制・強発現実験を試みたが、細胞形態・接着の異常が出現し、細胞増殖活性や同種株における耐性度に大きな変動が生じてしまったため比較検討を行うことができなかった。 以上より、fibronectinの直接的関与における抗癌剤性機序について解明することはできなかった。
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