研究課題/領域番号 |
16K20600
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
堀井 幸一郎 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (70571686)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | インプラント周囲炎 / 抗菌的光線力学療法 / リボフラビン / 青色光 |
研究実績の概要 |
インプラント治療の進歩によりインプラント埋入後の経過年数が増えるに伴い、インプラント周囲炎が重要な問題としてクローズアップされてきているが、その治療方法に関しては現在模索されている状態である。 その中で注目されている抗菌的光線力学療法(antimicrobial photodynamic therapy: a-PDT)がある。a-PDTは光と色素の併用による光化学反応を応用するもので、これには①光感受性薬剤、②光、③酵素の三者が必要で、発生した活性酸素により細菌の細胞膜や細胞壁の損傷により殺菌効果、もしくはDNAの損傷により静菌効果を示すと考えられている。さらに感光剤として食品添加物にも使用されているリボフラビン(ビタミンB2)を用いることで、コラーゲンの架橋反応による結合組織性付着の改善が期待でき、インプラント周囲炎の新たな治療法として提案できる。本研究では、インプラント周囲炎原因菌に対してin vitroおよびin vivoで至適光照射時間およびリボフラビン濃度を検索し臨床応用することを目的とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
理由 研究計画では平成28年度中にリボフラビンを用いたa-PDTの殺菌効果に関して至適な色素濃度、照射時間をin vitroで明らかにする予定であった。細菌浮遊液およびバイオフィルムについて殺菌効果を検討する予定であったが、バイオフィルム形成過程において技術的な困難があり、計画に比べて若干の遅れを生じている。今後、この遅れを取り戻すべく研究を加速させていく所存である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は引き続き、さまざまなリボフラビン濃度、青色光照射時間の設定について殺菌効果の検討を行う。バイオフィルム形成に関して当初予定していた方法では検討困難であることが明らかとなったため、現在代替方法を検討中である。代替方法としては菌種の変更等を検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究実施状況報告書に記載しましたように、研究の進捗がやや遅れていますので、論文作成・投稿費用で使用しなかったことで次年度使用額が生じたものと考えます。
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次年度使用額の使用計画 |
研究の進捗がやや遅れていますので、その分次年度により一層精進して研究を遂行してまいります。次年度使用になった研究費に関しましては研究を加速させる際の追加の消耗品費、論文作成・投稿費用として有効に利用させていただく予定です。
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