ストレス負荷と同時に咀嚼器官を活性化させることで、視床下部と扁桃体の酸素分圧と血流量が上昇することから、ストレス応答のマーカーとしてリン酸化細胞外シグナル調節キナーゼ(pERK)の発現を免疫組織学的な方法で検討した。 ストレス単独で視床下部室傍核で早期に陽性細胞が上昇し、それと同時に咀嚼器官の活性化で、有意に減少した。以上の結果から、ストレス負荷と同時に咀嚼器官を活性化させることで、脳内の血流を促進させるとともに、ストレス抑制性の何らかの機構が活性化されストレス応答が緩和される可能性示唆された。
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