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2018 年度 研究成果報告書

口腔癌臨床標本由来の変異NOTCH1の機能解析【新規標的治療開発に向けて】

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20614
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関東海大学

研究代表者

青山 謙一  東海大学, 医学部, 助教 (10647530)

研究協力者 木村 穣  
梶原 景正  
太田 嘉英  
穂積 勝人  
田嶋 敦  
細道 一善  
内堀 雅博  
大澤 侑子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード口腔がん / NOTCH1 / FAT1
研究成果の概要

腫瘍および口腔粘膜組織は、122人のOSCC患者から採取した。50ドライバー遺伝子およびHNSCCおよび海外のOSCCにおいて頻繁に変異がみられる遺伝子を評価した。結果:平均深度は、腫瘍では168.6、正常粘膜では75.5であった。 368のexon変異(8 splicingおよび22 Indelを含む)が観察された。 TP53(44.6%)、FAT1(11.6%)、NOTCH1(11.6%)、USH2A(8.9%)、PIK3CA(5.4%)と既報データと類似していた。 無増悪生存期間はFAT1およびNOTCH1変異患者では無変異患者よりも有意に長かった(P <0.01)。

自由記述の分野

口腔腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔がんの遺伝学的情報は解明されていないため、今後の治療戦略に好影響を与えると考えられる。とくに、口腔がんは標準的な化学療法が確立されていないため、手術療法以外の選択肢が増えることが考えられる。また、バイオマーカーの開発により、化学療法の選択的使用など医療経済にも好影響を与えることが予想される。侵襲度の少ない治療の開発は社会経済に好影響を与える可能性まで考えられる。以上より、学術的、社会的に大きな影響を与える可能性のある研究成果である。

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公開日: 2020-03-30  

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