研究課題/領域番号 |
16K20620
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 亮 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (60524709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 顔面神経再生 |
研究実績の概要 |
今回、臨床で唯一使用可能となった本邦初の神経再生誘導チューブ・ナーブリッジに歯髄細胞を組み込み、現在までにわれわれが報告してきた顔面神経欠損ラットモデルおよびミニブタモデルを用いて顔面神経欠損に移植を行い、再生評価を行う計画である。ナーブリッジ中にType I collagen gelと酵素処理で得たラット歯髄細胞を組み込み、神経誘導チューブを作成し、ルイスラットの顔面神経頬筋枝に7 mm の欠損をつくり、顕微鏡下にチューブを移植を行い、術後1週目から13 週まで、片側髭運動麻痺による髭の動き、鼻尖の偏位などを点数化した顔面神経麻痺スコアーでの評価、移植13 週目に感覚毛筋における複合筋活動電位(CMAP)測定、再生神経のトルイジンブルー染色を行い、ミエリン鞘数の評価、また透過型電子顕微鏡解析 (TEM)を行い、ミエリン鞘の成熟度の指標となるg-ratio (axon diameter/total outer diameter)の評価を行う予定であった。現在当初予定していた実験施設の使用ができなくなり、さらに臨床業務の増加により、大幅に実験計画に遅れが出ており、論文検索による情報収集が主となってしまった。また、同理由により、ミニブタを用いた実験を行える施設が確保できなくなったため、当初次年度に予定していたミニブタを用いた実験は現時点では遂行困難と思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初予定していた東京女子医科大学先端生命医科学研究所内での実験が行えなくなり、他施設内での研究実施が必要となった。さらに臨床業務の増加により当初の実験計画から大幅な遅れが出ている。
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今後の研究の推進方策 |
当初予定していた東京女子医科大学先端生命医科学研究所内での実験が行えなくなり、他施設内での研究実施が必要となった。東京女子医科大学北校舎4階でのラットを用いた移植実験が可能となり、同実験施設での研究を遂行していく予定である。同理由により、ミニブタを用いた実験を行える施設が確保できなくなったため、当初予定していたミニブタを用いた実験は遂行困難と思われる。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた実験施設の使用ができなくなり、さらに臨床業務の増加により、大幅に実験計画に遅れが出たため
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次年度使用額の使用計画 |
前年度予定していた研究内容であるチューブの購入費、移植実験、トルイジンブルー染色実験の遂行に使用
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