野生型マウスの頭蓋部皮下にPBS、LPS、LPS+DHA、LPS+DHA+AH7614、DHAを注射しLPSによる破骨細胞形成およびGPR120シグナルの破骨細胞形成抑制効果を確認した。マウスの頭蓋部皮下に上記試薬を投与し屠殺後、頭蓋骨の組織切片を作成しTRAP染色を行い頭蓋骨縫合部における破骨細胞形成を評価した。LPS単独で作用させた場合、TRAP染色陽性である破骨細胞が多数確認された。一方、同時にDHAを作用させた場合は破骨細胞数が有意に減少した。さらにGPR120の阻害剤である AH7614を一緒に注射したもので破骨細胞形成が誘導され抑制効果が減弱することを確認した。
|