本システムを高齢者歯科治療時にも用いることで、ストレスや全身状態の客観的な評価が可能となり、過剰なストレスを予防することができ、安心・安全な歯科治療が可能となる。さらに、高齢者のみならず全国民にも応用可能で、口腔健康が増進されることにより、国民のQOL向上に大きな貢献が期待できる。 本研究成果をベースとしてその他の鎮静法についても比較検討を行うことで、各個人に最適な一般外来の歯科治療に適した精神鎮静法が普及することにより、高齢者および有病者のみならず歯科治療恐怖症患者に対しても治療時のストレス軽減効果が期待できるため、治療における精神的あるいは時間的・経済的負担を軽減できる可能性がある。
|