研究協力者 |
川端 重忠 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (50273694)
前田 芳信 大阪大学, 大学院歯学研究科, 特任教授 (10144510)
池邉 一典 大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (70273696)
小川 真理子 大阪大学, 大学院歯学研究科, 特任研究員 (20754732)
広瀬 雄二郎 大阪大学, 大学院歯学研究科, 特任助教 (90788407)
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研究成果の概要 |
細菌叢構成を比較したところ,自立高齢者に比べ要介護高齢者では唾液細菌叢に占めるActinobacteria, Firmicutes(門レベル)の割合が高く,Bacteroidetes, Fusobacteriaの割合が低かった.要介護高齢者では,自立高齢者に比べて門レベルにおける多様性が小さく,細菌叢の多様性が低下していた.一方,属レベルでの多様性指数の比較において両群に差は認められなかった.過去には,胃瘻者の口腔細菌叢の多様性が経口摂取者と比較して低いことが報告されており,本結果と所見が一致している.また,主成分による判別分析から,両者が互いに特徴的なクラスターを形成していることが示された.
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