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2018 年度 研究成果報告書

糖尿病性潰瘍の治癒促進に向けたエストロゲンによる血管新生促進作用の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20712
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基礎看護学
研究機関金沢大学

研究代表者

向井 加奈恵  金沢大学, 保健学系, 助教 (30755335)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードエストロゲン / 皮膚創傷治癒 / 糖尿病
研究成果の概要

糖尿病性潰瘍は糖尿病の重大な合併症の一つである。糖尿病性潰瘍の治療は難渋することが多いのが現状であり、効果的な局所創傷治療の開発が切望されている。そこで本研究課題では、Ⅱ型糖尿病モデル動物へのエストロゲン投与による皮膚創傷治癒への効果の検証を目的とした。Ⅱ型糖尿病モデルとしてdb/dbマウスを用い、創傷の治癒過程の推移や各種免疫組織化学染色による分析を実施した。その結果、2型糖尿病マウスへのエストロゲン投与はYm1陽性細胞数を増加させ、上皮形成や脈管形成を促進し、皮膚創傷治癒を促すことが示された。

自由記述の分野

基礎看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病性潰瘍の治療は難渋することが多いのが現状であり、効果的な局所創傷治療の開発が切望されている。本研究課題では皮膚創傷治癒に効果的に作用する女性ホルモンのエストロゲンに着目し、糖尿病性潰瘍皮膚創傷治癒への効果を検証した。その結果、2型糖尿病マウスへのエストロゲン投与がYm1陽性細胞数を増加させ、上皮形成や脈管形成を促進し、皮膚創傷治癒に促進的に作用することが明らかとなった。本研究成果は糖尿病性潰瘍治療へ向けた、新たな方向性を提言できる可能性が考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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