訪問看護ステーションのリスク管理について、管理者6名とスタッフ5名に対してインタビュー調査を実施し、療養者の生活の場を考慮した取り組みを療養者、家族と看護師が協働して実践する必要があることが明らかとなった。これらの結果を基に、訪問看護の特色に合わせたインシデント報告の活用について研修と実践を行う安全教育プログラムを実践した。集合研修でインシデントの報告と検討を実施できる「発信シート」を作成した。各事業所で6か月間実施したのちに、書面による情報交換を実施し、実践報告と「発信シート」検討した。また、教育プログラムの前後にアンケート調査を実施し、インシデントの検討会への参加の増加などがみられた。
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