NICUにおいて看護師による処置の実施率を調査した結果、血糖測定は7割だったが、静脈採血、ルート確保、筋肉注射、皮下注射は1割未満だった。看護師による注射・採血が実施されない理由として「医師の業務と確立している」が最多であった。処置実施経験がある看護師は、看護師が担うことでの大きなメリットを感じており、そうでない看護師は、処置は医師の仕事であるとして抵抗感を持っており、二極化していることが分かった。 血糖測定や皮下注射は比較的容易で看護師への普及が見込めたため、それらの手技習得のための在胎32週相当のシミュレーターをシリコンゲルで作成した。
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