研究課題/領域番号 |
16K20734
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
倉岡 有美子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (30584429)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 看護管理者 / 看護師長 / 経験学習 / 看護管理能力 / プログラム評価 / プログラム |
研究実績の概要 |
平成29年度は、本研究結果の公表を精力的に行った。 まず、学術誌3誌に受理、掲載された。 1.倉岡有美子:「経験学習を基盤とした看護管理能力開発プログラム」に参加した就任初期の看護師長の経験学習の内容―経験学習実行度の高かった上位10名の経験学習ノートの分析―,日本看護科学会誌,37,364-373,2017.(本研究の質的データ分析の結果を発表した)2.Yumiko Kuraoka:Effect of an Experiential Learning-based Program to Foster Competence among Nurse Managers, Journal of Nursing Management, 2018. (本研究のプログラム開発と事前事後質問紙調査の結果を発表した)3.倉岡有美子:管理者の経験学習:概念分析,聖路加看護学会誌,22(1),in press, 2018.(本研究の基盤となる概念である管理者の経験学習について分析した結果を公表した)であった。うち、1.と2.はオープンアクセスの雑誌であり、広く研究結果を公表することができた。 また、学会学術集会で2つの演題として発表した。 1.倉岡有美子:「就任初期の看護師長を対象とする経験学習を基盤とした看護管理能力開発プログラム」開発のためのパイロットスタディ,第21回日本看護管理学会学術集会,2017年8月、2.倉岡有美子:就任初期の看護師長の経験学習ー経験学習ノートの記述内容の分析からー,第37回日本看護科学学会学術集会,2017年12月であった。いずれも聴衆からの質問があり、本研究への関心の高さが伺えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定した時期より早く、研究結果を公表できたため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、本研究結果の公表を行う。国際誌(Journal of Nursing Administration)に投稿中の論文の受理を目指す。また、2018年9月に、INTERNATIONAL CONFERENCE ON NURSING & HEALTHCARE SCIENCESにて演題発表の予定である。さらに、本プログラムの書籍化を計画し、研究結果のさらなる普及を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究で使用する質問紙の信頼性と妥当性の確認のための大規模調査を予定していたが、すでに信頼性と妥当性が確認された類似の質問紙を発見し、調査を中止したため。今年度は、国際学会での発表やオープンアクセス雑誌への投稿を行う予定であり、旅費、英文校正費、掲載料等に使用する予定である。
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