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2019 年度 研究成果報告書

「小1の壁」問題に直面した看護職員のストレッサーと就業継続困難となったプロセス

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20742
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基礎看護学
研究機関福岡大学

研究代表者

池田 智  福岡大学, 医学部, 助教 (90759268)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード小1の壁 / ストレッサー / 就業継続困難 / 看護職 / メンタルヘルス
研究成果の概要

本研究は「小1の壁」問題に直面した看護職員のストレッサーと就業継続困難となったプロセスを明らかにする事を主な目的とした。分析の結果、4カテゴリー、22のサブカテゴリ―が抽出された。子供の小学校への就学に関連する主なストレッサーとしては【授業参観に出席するための日程調整】、【PTAなどの小学校での役割とその調整】、【子供の夏休み期間中の対応】、【突然の小学校休校に伴う勤務の調整】、【学童保育の時間制限】、【小学生になった子供に対する親としての関わり方の変化】、【幼稚園・保育園から小学校への環境の変化】、【子供の通学時の心配】、【宿題のチェックや翌日の準備】等が明らかとなった。

自由記述の分野

看護職のメンタルヘルス

研究成果の学術的意義や社会的意義

小学校入学の過渡期において、子を養育しながら就業する看護職員は多種多様なストレッサーを抱えていた。看護職である彼らは時に夜勤等に従事しなければならない。また、子供の状況や心身の変化に即対応できるよう、今ある資源を駆使しながら勤務を継続している者もいた。その他重要な視点として、看護職というキャリアに対する考えが就業を継続するか否かに影響していた。看護職におけるこれまでのキャリアと現在の状況、今後のキャリアプランについて葛藤していた様相はワークライフバランスの概念において「これまでのキャリアの保障」と「今後のキャリア支援」が必要不可欠であることが示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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