研究成果の概要 |
甲状腺癌の治療に放射性ヨード内用療法(RI療法)は広く用いられているが、核医学検査(唾液腺シンチ)における治療後早期の撮像法を検証し、急性唾液腺障害を評価すると同時にハチミツ(アピセラピー)を用いて、RI療法における唾液腺障害の早期予測と症状緩和を目的とした。RI治療中にアピセラピ―(アカシアハチミツの内服)を介入群に行った.唾液量変化率は非介入群で-4.8±39.8%と減少,介入群で22.1±60.5%と増加し,両群間に有意差があった(P<0.01).本研究によりアカシアハチミツによるアピセラピーは放射性ヨード治療に伴う急性期唾液腺障害の予防・症状緩和に効果がある可能性が考えられた.
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