本研究は、外来化学療法を受ける進行肺がん患者を対象に、 ACP の各プロセスにまつわる体験や思い、今後どのような ACP の支援を希望するかについて、混合研究法を用いて多角的に検討した。 調査によって得られたデータとその分析により、日本の文化的背景を配慮したがん患者への日本型 ACP 看護支援モデルを構築した。このモデルに基づき看護師が多種職との連携や地域や病院などの療養の場をつなぎ、ACPの各段階を支援できることにより、患者の人生の最終段階における医療に関する希望が尊重され、「最期までその人らしく生きる」ことに貢献できることが望まれる。
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