本研究では、閉経前子宮頸がんの女性を対象に倦怠感の特徴を明らかにした。調査対象は7名で、平均年齢40.7歳(SD5.2)、進行期はTMNⅠb1~Ⅱa2であった。対象者は術前から腰痛、痛み、頻尿、おりもの、ほてりや発汗など身体的な症状を生じていた。倦怠感を6名(85%)が感じ、「生活を楽しむこと」「気持ちのだるさ」「通常の仕事」に支障を来していた。活動量の測定では一日の平均歩数は5063.8歩/日(SD2332.9, range1144-8438)であった。身体活動は倦怠感と負の相関関係を認めた。活動量は気持ちのだるさ、通常の仕事のだるさ、生活を楽しむことのだるさと負の相関関係にあった。
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