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2020 年度 実施状況報告書

フライトナースのシミュレーション看護教育プログラムの検証

研究課題

研究課題/領域番号 16K20765
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

船木 淳  神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (80553312)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワードフライトナース / シミュレーション / オンライン / 思考発話法 / Think-Pair-Share
研究実績の概要

本研究課題であるシミュレーション教育の評価は学習目標達成に向けて模擬的な環境が設定されている場に学習者が集まり、研究者と対面でシミュレーションを行うことをベースで考えていた。しかし、COVID-19感染拡大の観点から学習者が一同に集まり、対面でのシミュレーションの実施が難しい状況となった。そのため、COVID-19感染予防も踏まえ、対面でのシミュレーションではなく、オンライン上から実施可能なシミュレーションデザインについて検討を行った。それに伴い、シナリオの見直し、評価の視点について再考した。
オンライン上からでも有効なシミュレーション教育の技法として、学習者が実際に観察することや行動内容を声に出し伝える「思考発話法」が効果的であることが分かった。「思考発話法」を取り入れることで、オンライン環境が整っていれば、誰でも、どこからでもシミュレーションに参加でき、大人数でシミュレーションができる。一方で、研究者が学習者のいる場にいなければプレホスピタルの状況設定やシミュレータの準備・設定といった、シミュレーションに必要な環境を再現することが難しい状況になり得ることが分かった。
前年度再考済みのシミュレーショントレーニングデザインのベースとなる「Think-Pair-Share」と「思考発話法」をシミュレーションデザインに取り入れることについては、他のシミュレーションでも実証できている。そのため、本研究に取り入れることについては問題ないと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19の影響により対面で行うシミュレーションの実施が容易にできる状況ではない。また、研究対象者(シミュレーションの学習者)となるフライトナースは救急看護師でもありCOVID-19患者の受け入れ対応を行っているため研究に関する時間の確保が難しい状況である。

今後の研究の推進方策

対面でのシミュレーションを念頭におきつつ、「思考発話法」を取り入れオンライン上からでも実施できるシミュレーション教育について考えている。そのため、一部研究計画の修正が必要になる。
既にあるシナリオを活用しつつ、新たなシミュレーション教材の開発(バーチャルシミュレーション)も念頭に入れている。

次年度使用額が生じた理由

COPVID-19感染拡大防止の観点から対面でのシミュレーション実施が難しい状況にある。対面でシミュレーションができない代替としてオンライン上でできるシミュレーションやバーチャルシミュレーションの教材開発に関する使用を計画している。

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公開日: 2021-12-27  

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