全人的呼吸困難感を体験しているがん患者のアセスメントとして、【病状を把握し今後の経過を予測する】【呼吸困難感が身体・心理・社会・霊的側面に及ぼす影響を評価する】【呼吸困難感の多様な要因の相互作用を評価する】【適切な薬剤・投与方法を判断する】【常にせん妄の発症や鎮静の必要性を予測する】【苦痛の中で少しでも安楽が得らえる環境を探る】【実現可能な患者の希望を見極める】が抽出された。全人的呼吸困難感を体験しているがん患者のアセスメントにおいて、患者の病態把握と経過の予測、促進可能なComfortニードの判断、患者のQOLを重視したアセスメントを統合し、患者の最善を判断することが重要になると示唆された。
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