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2016 年度 実施状況報告書

心不全の再入院予防における包括的資源構築型アプローチの効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K20774
研究機関順天堂大学

研究代表者

北村 幸恵  順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (10773731)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードセルフマネジメント / 再入院予防 / 慢性心不全
研究実績の概要

本研究は、入院・外来の継続した関わりによって、患者側がその介入から自らの中にどのように蓄積させ、セルフマネジメント資源として構築しているかを明らかにすることを目的としている。また各時期に必要な教育を心不全患者が受けることでセルフケアに必要な知識を高め、療養環境変化に対応するマネジメント能力を向上させることで再入院予防を目指した取り組みである。
平成28年度の取り組みでは、研究目的①、②の基礎資料の作成見直しを行った。研究者が所属している施設で使用されている現行の教育教材の見直しを行った。見直しにおいては、患者のセルフマネジメントを引き出せる内容となっているのか、慢性疾患看護専門看護師、成人看護学教員、循環器内科医師、慢性心不全看護認定看護師、心臓リハビリ指導士で現行教材を精選した。これらを活用しながら、外来患者を対象に小集団教育を企画した。患者への教育プログラムとしては、患者から経験を引き出すことで症状や異変に患者自身が気づくことができることを目的とした。月1回5人を上限として90分で実施した。
また患者への介入に関して対象者の通院する病院の研究倫理委員会に計画を提出し審査を受けた。倫理委員会の審査において、通常ケア群と介入群の割り付けや全体計画が複雑で患者に研究概要が伝わりにくいとの指摘を受けた。それらを改善し研究全体の計画を精錬し修正を行った。再提出後病院倫理委員会の承認を受けることができたため、順次介入に着手する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

病院倫理委員会の手続きに時間を要したため。

今後の研究の推進方策

倫理委員会の承認を得られたため、現在実施している小集団学習会と循環器外来における個別介入の対象者を整理して研究協力を依頼していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

病院倫理員会の承認を得るのに時間を要したため、介入に使用する予定であったパンフレットの作成費用を使用しなかった。また今年度はデータ収集まで至らなかったため、使用許諾の必要な尺度の購入およびデータ分析用ソフトを購入しなかった。

次年度使用額の使用計画

今年度は介入およびデータ収集を予定してるためパンフレットの作成、データ分析用ソフト、使用許諾の必要な尺度の購入に使用する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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