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2018 年度 実施状況報告書

心不全の再入院予防における包括的資源構築型アプローチの効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K20774
研究機関順天堂大学

研究代表者

北村 幸恵  順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (10773731)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード初回心不全 / 自己管理行動 / 自己管理支援 / 療養上の困難 / 専門看護師 / 認定看護師
研究実績の概要

平成30年度は、介入A群5名、B群2名、合計7名のインタビュー調査で得られたデータを、療養上の困難を焦点として質的帰納的に分析を実施した。分析の結果を22rd EAST ASIAN FORUM OF NURSING SCHOLARS 2019 でポスター発表を実施している。その後、介入B群3名を加えた合計10名のインタビューを質的帰納的に分析した。その結果、男性6名、女性4名であり平均年齢は67.7歳であった。得られたデータから101のコード、18サブカテゴリー、6カテゴリーが生成された。カテゴリーでは【遵守行動の意味づけや必要性の理解の不足】【遵守行動を生活に即し実施できる具体策の不足】【想像以上の体力の低下とボディーイメージ変調への焦り】【縮小する活動範囲の受け入れと病気進行への不安】が抽出された。しかし再検討も必要と考えているため、今後は十分な検討を重ねて平成31年度に学会発表し今後看護系学術集会誌に投稿予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究では初回心不全患者に焦点をあてた介入研究である。患者の多くは入退院を繰り返していることも多く、初回心不全患者に限定したことや、1年間介入研究機関に通院することも条件となっているため、研究協力者を決めるにあたって時間を要している。研究協力者が決定次第、随時介入を実施して行く予定である。

今後の研究の推進方策

現在介入A群5名、介入B群5名の1年後の介入まで終了した。今後は分析対象を増やす目的で、介入を両群3名づつ増やす予定である。
現在初回外来までの分析が終了しているため、現在介入が終了している介入A群と介入B群のインタビューの分析を実施していく。また両群3名づつ計6名のインタビューとアンケート調査も終了しだい次第実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由 介入A群、B群ともに、半年後、1年後のデータをもとにテープお越しが必要となる。しかし期間が経過していなかったため、テープお越しができない状況にあった。現在は期間が経過しインタビューデーがあるため次年度に繰越をする。

次年度の使用計画 半年後の5名のインタビューおよび、1年後の5名インタビューは取れているため、まずは半年後のテープお越しに残金を使用していく予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [学会発表] The problems related with daily care in patients with heart failure during initial outpatient consultation after discharge2018

    • 著者名/発表者名
      Yukie Kitamura,Kiyoko Aoki,Mayumi Takaya,Asako Iijima,Yuji Nakazato
    • 学会等名
      22nd East Asian Forum of nursing scholars (EAFONS)2019
    • 国際学会
  • [学会・シンポジウム開催] 22nd East Asian Forum of nursing scholars (EAFONS)20192019

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公開日: 2019-12-27  

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