研究課題/領域番号 |
16K20786
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
副島 尭史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (00768989)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 小児がん経験者 / 就労 / 職務パフォーマンス / 晩期合併症 / 心的外傷後成長 |
研究成果の概要 |
本研究は、(1)系統的文献レビューにより身体的・心理的問題ががん経験者の職務パフォーマンスと関連したこと、(2)成人期小児がん経験者において複数の身体的問題を抱えていることは職務パフォーマンスの低下と関連したこと、(3)成人期小児がん経験者において身体的問題を抱えることは就労への不安が悪化することと関連したこと、(4)小児がん経験者の疾患認知としてPosttraumatic Growth(PTG)に着目し、PTGのうちNew Possibilitiesが就労・職務パフォーマンスを含む社会参加・活動の質と関連したことを明らかにした。これらの成果に基づき小児がん経験者の就労支援を今後構築していく。
|
自由記述の分野 |
小児看護学/家族看護学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児がん経験者の職務パフォーマンスにおける関連要因は明らかになっておらず、治療による身体的・心理的問題や疾患認知が関連することで、小児がん経験者の小児がん経験者の就労状況や職務パフォーマンスを改善する就労支援プログラムを検討することが可能となる。また、小児がん経験者の長期フォローアップケアとして具体的な就労支援は提示されておらず、本研究の成果は小児がん経験者に対する臨床での就労支援を発展させる基礎資料となる。さらに、本研究の知見に基づき、小児がん経験者の就労の促進や職務パフォーマンスの改善を目指した就労支援が発展・普及されることで、将来的に健康関連QOLの向上も見込まれる。
|