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2017 年度 実施状況報告書

女性の酸化ストレス度と抗酸化力に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K20796
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

田中 泉香  名古屋市立大学, 看護学部, 助教 (70620805)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード酸化ストレス / 抗酸化能 / 女性
研究実績の概要

これまでの研究において、妊娠期と分娩期における酸化ストレス度と抗酸化力の推移を明らかにした。しかし、妊孕可能な若い女性の酸化ストレス度と抗酸化力の推移は未だ解明されていない。不妊症で悩むカップルは7組に1組と言われている現在、酸化ストレスは不妊症との関連も指摘されており、非妊時の健康管理は重要な課題である。
本研究では、妊孕可能な若い女性の酸化ストレス度と抗酸化力の推移を明らかにするとともに、生活習慣や心理的ストレスなどとの関連を明らかにすることを第1の目的とする。また、その要因を元に、女性が心身ともに健康に過ごすために必要と考えられる新たな健康教育の内容の検証を行うことを第2の目的とする。
第1研究として、妊孕可能な若い女性の酸化ストレス度と抗酸化力の基準値を、生活習慣や心理的ストレスなどとの関連性を含めて明らかにする。第2研究として、若い女性の酸化ストレス度と抗酸化力の基準値となるものを明らかにした上で、その高低に関係する要因の検討を行う。第3研究として、第2研究から得られた要因を元に、女性が心身ともに健康に過ごすために必要と考えられる新たな健康教育の内容の検証を行う。
それぞれの研究で得られた結果は、結果開示を希望する研究対象者へ報告し、現時点での生活習慣の改善に還元する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究環境が整わず、第3研究へ向けた課題が滞ってしまったためである。
しかし、第1研究で得られた結果の学会発表や学術誌への投稿は進めることができているため、全体としてやや遅れていると判断した。

今後の研究の推進方策

第3研究は介入研究となるため、研究を遂行するにあたり、研究協力者に負担のかからないような研究方法を再検討する必要があると考えている。具体的には、第1および第2研究では2回の試料採取を行ったが、黄体期で試料採取をすることが難しかったことから、黄体期の試料採取を避けるあるいは、より正確に採取するために基礎体温計での体温測定の実施をするなどの方法を検討している。

次年度使用額が生じた理由

研究環境が整わず、研究自体ができない状況となったため実験で使用する試薬の購入ができなかったことから、予定金額を使用することはなかった。今年度は研究環境が改善されることを見込み、試薬の購入などに充てる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Factors associated with oxidative stress and antioxidative stress potency shortly after delivery2017

    • 著者名/発表者名
      Izuka Tanaka, Mariko Kitagawa
    • 学会等名
      International Council of Nurses
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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