研究課題/領域番号 |
16K20818
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小川 真寛 京都大学, 医学研究科, 助教 (00732182)
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研究協力者 |
西田 征治 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (90382382)
白井 はる奈 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90346479)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 認知症 / 活動の質 / QOL / QOA / 定量化 |
研究成果の概要 |
QOA評価法(A-QOA)は自然の文脈下で行われる活動と対象者の結びつき(engagement)の強さ観察から評価するツールであり、本研究の前半でで評価表およびマニュアルを作成し、内容のブラッシュアップを行ってきた。A-QOA評価法を定量化するために、研究の後半では131名の認知症高齢者の262場面の活動をラッシュモデルにて解析し、A-QOAの一次元性と観察項目の適合度の判定を行った。25項目の観察項目のうち4項目でミスフィットが確認され、4項目を削除した21項目でA-QOAが定量化できることが確認できた。この評価は、臨床で活動による介入の効果判定や活動の選択に示唆を与えるツールになりうる。
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自由記述の分野 |
作業療法
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人は日常生活や社会生活の中で様々な活動を行っている。例えば、趣味の活動、クラブ活動、スポーツなどそれらは多岐に渡る。他者からみてそれらの活動は活動をしている人にとって良い活動かどうかというのが観察から判断できる。それらの判断の観察項目を作り、数値として見える化を本研究では行った。これにより、認知症等で自分の意思が表出が難しい方にどのような活動が意味があるのかを見出す補助になる評価方法が作成できた。
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