研究課題
若手研究(B)
本研究では、女性アルコール依存症者の家族に焦点をあて、家族を支援する相談体制の実践内容とニーズを体系化することを目的とし、女性アルコール依存症者の家族に対して、現在家族相談を実践している専門職から相談体制の実践内容とニーズについて調査を行った。その結果、女性アルコール依存症家族に対して、より質の高い相談体制を確立するためには、当事者を交えたより個別性に応じた家族支援が重要であり、家族間のコミュニケーションを改善するような働きかけが必要であると考えられた。
高齢看護学
女性アルコール依存症者の家族に焦点を当てた相談体制の整備が今後必要であると考えられる。本研究では、家族支援の重要性は強調されたものの、家族のニーズ内容を多角的に把握するにはさらなる調査が必要である。女性アルコール依存症者の家族に対する精神的健康を支援する相談体制のニーズを体系化することを最終的なゴールとし、今後も引き続き調査を実施していく。