外来看護における在宅療養支援のシステム構築のための基盤となる基礎研究を行うことを目的に、本研究では(1)中小規模病院の外来看護師に質問紙調査を行い、在宅療養支援の実態を把握した。(2)中規模病院で在宅療養支援を実施している外来看護師にインタビュー調査を行い、在宅療養支援の実施を可能とする要因を明らかにした。中小規模病院での在宅療養支援の実施率は3割程度であったが、中規模病院の外来看護で在宅療養支援を行うためには、外来だけでなく病院全体で取り組み、施設環境を整える必要がある。また、外来看護師自身が役割意識と在宅療養支援を行うための実践力を高めていく必要ある。
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