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2018 年度 実施状況報告書

フォトボイスを用いた男性高齢者の地域コミュニティ形成支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K20849
研究機関新潟大学

研究代表者

堀田 かおり  新潟大学, 医歯学系, 助教 (90760851)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード男性高齢者 / フォトボイス
研究実績の概要

本年度は、研究実施3年目である。昨年度までは、本研究に関連する先行研究の文献検討等を行い、その成果を日本地域看護学会で発表した。
また、本年度は、男性高齢者が地域で健康に生活を送るための強みを明らかにし、主体的な健康づくりを支援するあり方を検討するために、7名の男性高齢者を対象にフォトボイスの手法を用いて調査を行った。フォトボイスとは、住民が一定のテーマで写真を撮影して説明を付け、その写真と説明をもとにグループで討議をすることによって地域の強みや課題を共有し、解決方法を住民自らが発見する手法であり、地域住民と研究者がともに取り組む活動である。
各対象者が「自分らしい健康的な生活するために取り組んでいることまたは関心を持っていること」を男性高齢者の強みとして定義し、日常生活の中で強みであると考えられる場面を写真撮影した。その後、各自で撮影した写真を持ち寄り、写真を示しながら写真が写し出しているものや生活との関係性を紹介した。それらの紹介をもとに「自分らしく健康的に生活を送るためには何ができるのか」について90分程度のグループ討議を1回行った。
このグループ討議の内容を分析し、考察することによって、男性高齢者が主体的な健康づくりを行うために保健師が実施する支援のあり方を検討できると考えられる。また、男性高齢者が健康的で自立した生活を送り、住み慣れた地域社会で活躍することは、生きがいの形成にもつながり健康寿命の延伸にも寄与すると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究計画を立案した後、研究対象者を選定することに時間を要した。また、調査方法がグループ討議であったために、研究対象者全員の都合を合わせ、グループ討議を実施する日を調整するために時間を要した。

今後の研究の推進方策

今後は、収集したデータを分析し、考察して論文としてまとめ、研究成果を学術雑誌へ投稿する等、公表を予定している。

次年度使用額が生じた理由

男性高齢者を対象とした調査の実施が遅れたため、残高が生じた。次年度は、調査内容のテープ起こし等のデータ分析や論文投稿等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域在住の自立した男性高齢者の主観的健康感の関連要因に関する日本国内文献の検討2018

    • 著者名/発表者名
      堀田かおり
    • 学会等名
      日本地域看護学会

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公開日: 2019-12-27  

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