今後の研究の推進方策 |
本年度はHT1080-Ippo1細胞を用いて、DNA損傷後にADAR1タンパク質と結合しているDNA修復酵素(DNA-PKcs, ATM, Rad51等)を探査する。また、RNase処理した場合にADAR1のDNA損傷部位への集積性が下がる傾向が見られたため、DNA損傷部位由来のRNAを介してADAR1が修復に関与している可能性が考えられる。そのため、DNA損傷誘導後IPPo1カッティングサイト近傍の配列をプローブとしてノザンブロットを行うとともに、RNA-ChIPを行いADAR1がDNA損傷部位由来のRNAを介してDNA損傷部位に集積している可能性を検討する。
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