• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 研究成果報告書

大脳皮質の進化過程で獲得した神経幹細胞内mRNA輸送機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K20902
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
形態・構造
研究機関東北大学

研究代表者

吉川 貴子  東北大学, 医学系研究科, 助教 (90727851)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード大脳皮質 / 放射状グリア細胞 / Cyclin D2 / mRNA輸送 / 進化
研究成果の概要

大脳皮質の神経幹細胞として働く放射状グリア(radial glia; RG)細胞の形態および分化機構の複雑化が、哺乳類の大脳皮質進化につながったと考えられる。哺乳類RG細胞の長い突起構造内を長距離輸送される分子として細胞周期因子Cyclin D2を同定し、哺乳類においてのみ保存されるCyclin D2 mRNA輸送に必要な配列に着目した。このmRNA輸送配列をゲノム編集技術CRISPR/Cas9法により欠損させたマウスを作製したところ、RG細胞の基底膜突起先端部においてRNA輸送が阻害されていた。この結果から、哺乳類で獲得した本配列がRG細胞内でのmRNA輸送を担うことが示唆された。

自由記述の分野

神経発生学

URL: 

公開日: 2019-03-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi