サブサハラ・アフリカの貧困削減には農業の発展が不可欠である。しかし、アフリカにおける穀物の生産性はアジアに比べて低い。 本研究ではタンザニアにおいてJICAが行った農業技術研修の効果測定を行った。そのために、約380家計の農家に対してインタビューを行い、統計データを構築して分析を行った。また、研修を受けた農家から研修を受けていない農家にも技術が普及していくのかについても検証した。 これは、どのような政策介入がアフリカの農業生産性を高めるのに有効かを客観的に検証するためのものである。こうした統計データを用いた政策評価は近年国内外で積極的に行われており、本研究はその一助となるものである。
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