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2019 年度 研究成果報告書

地中熱利用の持続的な発展を実現する地下環境影響評価

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20954
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地盤工学
持続可能システム
研究機関埼玉大学

研究代表者

斎藤 健志  埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (30735668)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード地中熱利用 / 環境影響評価 / 地下温度 / 二酸化炭素 / 地表面放出 / ホウ素 / ヒ素
研究成果の概要

本研究では、通常の冷暖房運転を含む、いくつかの条件下で地中熱ヒートポンプを運転し、特に不飽和帯における二酸化炭素ガスの動態と複数の帯水層における地下水質に対して、本システムの利用が及ぼす影響を評価することを目的とした。短期的な冷暖房運転では、周辺地下の大きな温度変化は認められず、本研究で明らかにした温度変化と二酸化炭素の地表面放出量および水質成分濃度変化量の関係性を考慮しても、周辺の地下環境には影響を及ぼさないことが明らかになった。

自由記述の分野

地盤環境工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

地中熱ヒートポンプによる冷暖房運転における周辺地下の温度変化は、研究例に極めて乏しく、その詳細は明らかにされていない。本研究では、その温度変化に関する知見の集積と、温度変化が不飽和帯における二酸化炭素ガスの動態や複数の帯水層における地下水質に及ぼす影響についても明らかにしており、研究成果の学術的意義は高い。また、地中熱ヒートポンプの利用時における環境影響評価を行い、短期的には地下環境への影響はないという知見が得られたことから、システムの今後の持続的な利用と発展に向けて、社会的にも十分に意義のある研究成果が得られた。

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公開日: 2021-02-19  

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