研究課題
若手研究(B)
成体海馬由来の神経幹細胞の機能維持に関する分子基盤情報の取得と長期培養された細胞の治療応用への検討のため、以下の研究を遂行した。(1) p38α活性阻害による神経幹細胞の機能維持を背景に、長期継代培養された神経幹細胞を蛍光タンパク質発現遺伝子でラベルし、大脳皮質傷害マウスへ移植したところ移植細胞は脳に生着し、腫瘍形成することなく神経に分化しうることが確認された。(2) 遺伝学、薬理学的阻害処理を伴わない、独自の神経幹細胞の長期機能維持法を確立した。
医学