裂手裂足症は、単独で発症するタイプと、裂手裂足症+脛骨形成不全や裂手裂足症+大腿骨形成不全などの関連疾患の一部の表現型として発症するタイプに大別される。我々は現在までに140家系以上のSHFM、SHFLD、GWCの患者を集積した。ほぼ当初計画通りに進め、時に分子遺伝学的解析手法の変更などを含めて、連携協力者と協力して研究を遂行した。次世代シーケンサーの遺伝子解析において、複数の患者に塩基置換が同定された遺伝子を候補遺伝子としていくつかの遺伝子を同定し、マウスにて発現部位の解析を行った。 最終年度の成果では、新規のSHFMの候補遺伝子として、LRP6およびUBA2が可能性があることを見出した。
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