対象者は、研究代表者所属施設出生で新生児室管理となった在胎37週から41週出生の新生児40例でデータ収集を行った。最終年度では当初の計画とは異なり、同一人において連続した2日間での両方(ショ糖内服、蒸留水内服)の試行を行った。これにより同一の生後日数における両群比較を横断的解析が可能となった一方で、連続した二日間での縦断的解析(=個人内比較)が可能となった。結果はストレス関連パラメータを使用してショ糖による影響を解析し、唾液コルチゾールの上昇と大脳皮質組織活動性および交感神経は有意な亢進を認める一方で疼痛評価スケールは低減していた。
|