1:ナノパターニング法として、ナノピペットを用いて微量体積の分子溶液を基板上に展開する技術を開発した。本方法で、厚さが数百ナノメートル程度の導電性高分子のラインを形成できた。 2:酸化膜付きシリコン基板上に形成された導電性高分子パターンの電気特性の研究において、光刺激に伴う電流ノイズの生成現象を見いだした。シリコン基板の表面光起電力による微小なポテンシャル変動によって、空間的に制限された伝導経路のホッピング伝導の変調が生じたと考察した。 3:ナノパターニング法を用いることで、基板上の導電性高分子パターンの化学状態が溶液状態と類似することを見いだした。分子溶液の高速な乾燥過程によると考察した。
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