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2017 年度 実施状況報告書

乳房再建の治療アウトカムを評価する-患者主観的評価尺度BREAST-Qを用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 16K21184
研究機関岡山大学

研究代表者

雑賀 美帆  岡山大学, 大学病院, 医員 (40600557)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード乳房再建 / BREAST-Q日本語版 / 乳房温存術 / 広背筋皮弁 / 再建への期待と予測 / 満足度 / HRQOL
研究実績の概要

BREAST-Q新規モジュール(広背筋皮弁モジュール、乳房温存術モジュール、再建への期待と予測モジュール)について、日本語版のPatient testingについて岡山大学の倫理委員会の承認を得た。広背筋皮弁モジュールの対象者5名は平均年齢57.2歳(50-63)、平均術後経過観察期間53.5ヶ月(7.2-122.7)で、回答にかかる時間は平均1分29秒(58-110)であった。乳房温存術モジュールの対象者5名は平均年齢51.8歳(36-71)、平均術後経過観察期間54.9ヶ月(5.9-95.0)。アンケートの内容について下記のような意見があった:「こわばる(Tightness)という表現がわかりにくい」「最初の説明文を読み飛ばしてしまい、アンケートの意図がわかりにくかった」「フォントがもう少し大きい方が良い」「Tightness とPullingの違いがわかりにくい」「Sexuallyの翻訳は『性的』より『女性的』が良い」「質問と回答選択肢の違和感があった」。これらの意見を取り入れ、日本語版を修正した。このPatient testingについての報告書をMAPI Research Trustと原著者に提出し、正式な日本語版として承認を得た。再建への期待と予測モジュールのPatient testingは実施中である。
また、乳房再建モジュールについて電子版アンケートの開発を株式会社クリエ・ココに依頼し、初版が完成した。現在この電子版アンケートの修正を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

H28年度に乳房温存術モジュールのバージョンアップへの対応が必要となったため、全体の進行がやや遅れている。H29年度分の進捗は概ね順調であるが、乳房再建への期待と予測モジュールのPatient testingがH30年に持ち越しとなった。

今後の研究の推進方策

乳房再建への期待と予測モジュールのPatient testingと並行して、電子版アンケートの修正・改善に取り組み、電子版アンケートの信頼性・妥当性検討に取り組む予定である。

次年度使用額が生じた理由

電子アンケートシステムで使用するiPadなどの物品を未購入である。次年度以降に購入を計画している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本語版BREAST-Q乳房温存術モジュールの開発2017

    • 著者名/発表者名
      中桐僚子, 雑賀美帆, 渡部聡子, 向井裕子, 木股敬裕, 土井原博義
    • 学会等名
      第5回日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会総会

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公開日: 2018-12-17  

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