研究成果の概要 |
ベーチェット病の疾患関連遺伝子領域から3つの蛋白質、TRIM39, TRIM39R,およびRPP21が作られる。これらのうちTRIM39Rのみ、過剰発現によってNF-kBおよびIRFを誘導することを確認した。TRIM39とTRIM39Rは類似した立体構造をとるが、ホモ二量体においてC末端ドメインの配置に相違があることが、3次元立体構造解析によって予測された。さらに、TRIM39Rの遺伝子欠損およびヒトTRIM39R遺伝子導入マウスの作出に成功した。TRIM39Rが制御する炎症応答について、in silico、in vitroおよびin vivoの多様な視点から解析を進めていく。
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